ここでは、ARCserveというソフトを使って、レプリケーションをしている環境での不具合対策が書かれています。作成は2015年ですが、2020年10月の事象については2つめの項目に記載しています。
ファイルサーバーへの上書き保存が極端に遅い
今週、月曜日から突然ファイルサーバー上のOffice系ファイルの上書き保存が遅いというクレームが発生!
特に何もいじってないが。。。と思いながらも、いろいろ調べてみたところ、結構それに関するブログが検索結果にひかかってくる。
その中で最も多かったのが、SNPの無効化。ということで、設定を変えてみた。
ところが、全く何も改善しない(汗 SNPが原因ではないのか?というわけで、サーバーの設定なり、ネットワークの状況なりを調べてみたが、特に目立った異常はない。
困り果てて、もう一度最初から考え直すことにした。
ウィルス対策系のリアルタイムスキャンの対象からは外してあるので、共有フォルダにアクセスしているサービスやソフトを考えてみた。最終的に思い当たったのが、Replicationの設定。現在CA社のARCserve Replicationを使用しているが、日曜日にレプリケーションから除外するファイルとして、一時ファイルを指定したのを思い出した。
ググってみると、サーバー上の共有フォルダで Excel ファイルを上書き保存するとファイルが失われるという記事を発見。
DFSRについての記事だが、レプリケーション系のソフトも同じ現象が出るとある。
さっそくReplicationのフィルタ設定から、tmpファイルを外してみた。
完璧に治っている。以前のようにスムーズに上書き保存されている。今日半日の苦労はなんだったんだろうか?ARCserveのマニュアルにこんなことは書かれていなかったように思うが。。。書かれてあるのか?
しかし、ファイルが消失するというのは気になるところ。数週間前、あるフォルダに入っていたエクセルファイルがすべて消えていたことがある。レプリケートしていたので、最新状態で復旧できたが、あの消失の原因が未だ特定できていないのだが。
マイクロソフト公式で見つけた記事
2020年10月現在。この記事のアクセス数が急に増えてきているので、最近の状況を調べました。
私周辺にはOffice365(Microsoft365)やOffice2016を使用している環境がありますが、特にOffice系のファイルで不具合があるとは聞いていません。
が、いろいろ見ていると次のような記事を見つけましたので、リンクを貼っておきます。
「ネットワーク上の場所からファイルを開くと、Officeプログラムの動作がおそくなる、または応答を停止(ハング)することがある」
https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/troubleshoot/performance/office-slow-or-stop-responding
こちらは、マイクロソフトの公式ですが、レジストリをイジる方法を紹介していますので、全くの初心者さんは注意してください。