GPOでフォルダリダイレクトを設定し、オフラインファイルを使用できるようにしておくと、同期したときに警告メッセージが出る。
まぁ、警告がでるだけなら特に大きな問題はないのだが、ログオフするときに同期させていると警告が表示されたままになり、ログオフできなくなる。
これは、ちょっと困りもの。
というわけで、対応策を調べてみた。
ファイルの同期という機能には、もともと同期対象除外になっているファイル形式があるらしい。
.slm .mdb .ldb .mdw .mde .pst .db?
これらのファイルが、同期しているフォルダ内にあると、オフラインファイルは使用できません。という警告が出てしまう。
これらの除外対象を同期できるようにすれば、一応は、警告はでなくなるようだが、pstなどのファイルをローカルにキャッシュさせるとログイオンに時間がかかりすぎるような気がするので、あまり使えないとみた。
ちなみに除外対象から外すには、GPOで「コンピュータの構成」-「ポリシー」-「管理用テンプレート」-「ネットワーク」-「オフラインファイル」の中にある「キャッシュしないファイルを指定する」を有効にして、除外対象から外すとできるらしい。
そこで、次なる方法は警告を無視して、ログオフしてしまう方法。
レジストリを変更すれば、警告を無視することは可能なようだ。
文章番号:320139 オフラインファイルの同期中の警告
HKEY_LOCAL_MACHINESoftwareMicrosoftWindowsCurrentVersionSyncmgr
に次のレジストリ値を追加
値の名前:KeepProgressLevel
データの種類:REG_DWORD
値:1(16進数)
値の内容は次の通り
1-エラー時に一時停止
2-警告時に一時停止
3-エラーおよび警告時に一時停止
4-一時停止し、情報を表示
※レジストリの編集は自己責任でお願いします。
というわけで、Windows Server 2008 のGPOエディタでレジストリの設定を変更するようにしてみた。
目的のGPOを選んで、「コンピュータの構成」-「基本設定」-「Windowsの設定」-「レジストリ」に上記のレジストリ値を設定。
クライアント側で、「gpupdate /force」して、確認するけど、適用されていない・・・なんで?
さらに調べていくと、Windows Server 2008で追加された基本設定を反映させるには、「Windows XP 用グループ ポリシーの基本設定クライアント側拡張機能」というのをクライアント側に当ててやらないといけないらしい。
これをあてるとすんなり、適用されましたとさ。。。
ようやく警告メッセージを無視してログオフできましたよ。
これを解決するのにまる1日かかったさ(汗